僕以外、知的障害の家族がようやくたどり着いた「幸せ」の形 限界ギリギリ家族 佐藤 靖高(やすパパ)

エッセイ

倒れたら家庭崩壊!? なのでパパは息だけ吸って生きることにした。

パパが倒れたら家庭崩壊!? なので息だけ吸って生きることにした。

やすファミリーは4人家族。パパ以外は、全員知的障害です。
ママと娘の姫ちゃんは中度知的障害。息子の翔くんは重度知的障害。
なので、家族は買い物はおろか銀行でお金をおろしたり
料理をしたりできないので、パパが倒れたら一気に生活が
立ち行かなくなります!!
そこでパパは今日も最低限のことだけやって
ハードル低めに、息だけ吸って生きることを決めました。

一度は家庭崩壊したからこそ、家族のありがたみを知っているやすパパ。
どんなに大変でも、やっぱりパパは家族といたいという気持ちが強いのです。
この本は、知的障害をはじめ場面緘黙、自閉症、解離性障害、失笑恐怖症、
自閉症のこだわりを持つ家族とともに歩むパパの奮闘を描いたエッセイです。

パパ自身も、重症筋無力症という、筋肉を動かす力が弱くなる難病を抱えています。
それでも、家族が離れたら自分の幸せはない!!と、今日もみんなの笑顔のために
一生懸命、ワンオペで働いています。

「ワンオペ歴23年目に突入しました。無理は禁物です。byやすパパ」

そんな限界ギリギリすぎる家族の絆や自閉症・知的障害を持つ子供の育児、
家族の在り方などをリアルにお届け。

【感想】

電子で買って面白くて一気読みしました。

父さんの人生が波乱万丈でとても興味深く読むことができました。

自分以外の家族に知的障害が発覚して、それでも家族で一緒にいることを選択するのは本当に凄い決断だと思います。家族に知的障害の子がひとりいるだけでも障害に振り回されてしまうはずで・・・・・・・

それを自分以外は障害者だと分かったのに、家族のままでいる選択をできるのは、もう超人としか思えない。現実離れした精神の強さを感じました。

そして自分が先にいなくなることまでをちゃんと子供に伝えて、長女さんの将来は施設で暮らすだけじゃなく、みんなで暮らすこともできるようにいろいろな事を教えていくという子供のことを一番に考えられる人なのが本当に凄いと思いました。素直に応援したくなるし、YouTubeを見て観たくなりました。

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