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あらすじ
とびかう会話とジン、カメラのフラッシュ、半裸のバーテンダー。 狂乱のギャラリーでのパーティの翌日、従業員のシーザーが目撃したのは、解除されたセキュリティ・システム、消え失せた1万5千ドルの胸像。そして腕時計を「あそこ」に巻き付けられて全裸でトイレに転がる、売り出し中の俳優で元恋人シェプの姿だった!! いったい何が起こってる!? 混乱するシーザーはうさんくさくも魅力的な探偵・ダンとともに調査にとりかかるが――!? NYアートギャラリーが舞台のセクシー・コメディ!!
【感想】
えすとえむ先生のイラストが好きなので表紙買い✨
パーティー会場から物語が始まるので、登場人物の人数が多い。
主人公の周りの人も多い。しかもそれぞれが最後の方までちゃんと出てくるので、消えた胸像の謎が解けるまで、誰と誰が喋っているのか見失わないように何度も登場人物の紹介を確認しながら読了。ハイテンションラブコメでした。
主人公の元彼が会場にいることで話を複雑にしていた(笑)
最後まで読んだ後は冒頭のパーティの場面を読み返したくなりました(笑)
事件解決しなきゃいけないのにセクシーな場面もちゃんと入ってるよ。
自然にキャラのテンションが切り替わるところが、洋画っぽかった。
映画を観ている気分で読了。
モノクローム・ロマンスを読むのはこれで4作目だけどこのお話が一番ハイテンションで楽しかった。えすとえむ先生に漫画にして欲しい✨
海外の小説だから登場人物が多い。
主人公、仕事場の上司、従妹、元カレ、仕事先の人・・・
このお話は消えた胸像の謎を解くのがメインなので周りの人の怪しげな行動を見失わないように読み進めるのが忙しかった(笑)
だってみんな一癖あって、全員怪しい(笑)
BL描写もそんなに濃くはなかった。でもところどころでしっかり?コメディとしては入ってくるので(笑)物足りない感じはしないです。
海外の小説は主人公にも生活感があって恋愛だけが話の全てにはなっていないところがすごく好きです。恋愛より仕事が忙しいときもあるし、出会いも偶然王子様のような人が現れるのではなく、主人公の仕事先や友達や友達の従妹だったり、現実的なところでの出会いが多いのもリアリティがあって好。きです。
現実で誰かと出会いたかったら自分の行動範囲を広げて知り合いを増やすか、友人や家族の知り合いとか自分を中心にしか増えないし。
フィクションだけど海外物の主人公は基本的にリア充なので、毎日仕事も恋愛も忙しそうでそういうところが楽しそうでいい。給料の良いところに転職したいって思いながらも、今の仕事の上司嫌な奴じゃないし、友達もいて恋人もいてって最高だよね。
シーザーの人生が楽しそうで面白かった。
シーザーと友達になってみたい。
残りのモノクローム・ロマンス文庫も読み進めていきたい。
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