SF・サスペンス要素ありのBL小説。
曜日シリーズ一作目。
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あらすじ。
高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れ込んでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし、愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるからと偽りの愛情を与えてしまい・・・・・。
【感想】
才能を伸ばせるからと偽りの愛を与える和成は大人って汚いなぁ、と思ってしまう。けれど、最悪の事態を引き起こしてからのタイムリープ後の世界では、真吾の未来を取り戻さなくては、と和成が必死になってくれるから許せる。事故の事も絡み合って最後はハピエン。 このお話では、受けの和成より、攻めの真吾のキャラが好き。初恋に頭がいっぱいになる高校生で一生懸命で見ているのが楽しい。 真吾の父親については、どんな理由があっても暴力振るうなんて許せない。 どうしてタイムリープが起きるのか、世界の仕組みは明かされないまま次の巻へ。 このシリーズ読むと、時かけ(時をかける少女の映画見たくなる)
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