なぜ働いていると本が読めなくなるのか

一般文芸

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なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) [ 三宅 香帆 ]
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【感想】

今話題の親書、読んでみました。

働き出してから本を読めなくなるってよくあることで、私だけじゃなかった。良かった。と共感できました。

本の中で「花束みたいな恋をした」の主人公の麦くんのお話が頻繁に出てきていて、映画全然詳しくなくて知らなかったけど、去年話題になっていた映画・・・・・ですよね?

「花束みたいな恋をした」が観たくなりました。アマプラにないかなぁ・・・・・調べてみなくては。

でも、この本は「なぜ本が読めなくなったのか」という問いには答えてくれるけど、「本が読めるようになる方法」については載っていないので、問題の解決策は書いてないんですよ。

そこはちょっと残念・・・・・・・

というのも、働くと本を読めなくなる理由は長時間労働にあるのでは?と書かれていて、長時間労働に対する解決策なんて、転職するか、職場の近くに引っ越すくらいしかないし、どちらも今すぐ、本を読むためだけに変えるには大きすぎる環境の変化で、そこまでして本を読むために環境を変えられる人なんてそうそう居ないよね・・・・・・・

むしろそんな変化をできるほど優秀な人なら働いてても本読めているだろうし、この本の読者ではなさそう(笑)

じゃあ、どうすればいいのか、最終章で三宅さんが語っています。何事も半身でこなすのがいいのでは?とのことです。

仕事にかかりきりになるのではなく家庭や趣味にも半身を置いて過ごしましょう。ということを勧められていました。

それが一番難しいいから悩んでるんだよ!

と突っ込みを入れつつ読了しました。

ちなみに半身で働くことを推奨している三宅さんは本をもっと読みたいから、という理由で会社員を退職して書評家一本の仕事にしたそうで・・・・・それって全然半身じゃない。

言ってる本人が半身で仕事は無理を証明している。

なんとも言えない気持ちになる本。

半身で働くことを他人に勧めるなら三宅さんも半身で働くべきなんじゃないだろうか。

とても批判的なことを書いてしまいそうなので、これ以上の感想は止めておきます。

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