モノクローム・ロマンス文庫2冊目。
昨日、「理想の肖像」を読んで面白かったから、もう一冊読みたくなって、1日一冊でいいじゃん?今月の本代2000円で収めるつもりなのに?って一瞬考えたけど短編だからもう一冊読んでもいいよね?短編だからすぐ読めるし。っていう衝動に負けたのでまたキンドルで買ってしまった。アマゾンポイント使ったからいいよね??
あらすじ
みな絶望に押しつぶされそうな大恐慌のNY、新聞記者のウィットは安宿でピカピカの靴を履いた男・ピーターと出会う。家具が持ち出された屋敷での一夜限りの遊びだったのだが――。
【感想】
あらすじだけ読んで心を削られそうな予感がしたけど、いい意味で予想が外れてました。大恐慌の荒んだNYの中に温かい光が差すようなお話でした。大きな事件は起こらないけどウィットとピーターの間に流れる空気が優しくなっていくのにしたがって、読んでるこちらもふわ~として、ラストまでの流れを一気に読める。暖かくて爽やかなラストでした。まるで映画を観ているような気持ちで読み切りました。
あと、翻訳の文章がとても読みやすかったのですらすら読めました。
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