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あらすじ
母・白雪姫に似た美貌が災いして父王から城を追われた王子・スノーホワイト。クロウと名を変えさせられ、森の奥で孤独に暮らす彼の許に現れたのは、猛々しい獣・ビーストだった。何故か毎日クロウの許に通うビーストを怖々招き入れると、ビーストは突然獣人と化し、理性を失ってクロウを蹂躙してくる。乱暴で一方的な性交ーーーーーけれど、愛を知らない純粋さ故に、クロウはそのたった一度の快楽を忘れることができなくて・・・。犬飼のの×笠井あゆみの強力タッグが贈る、濃厚官能童話。
僕の母は、緑豊かなグリーンヴァリー王国の王妃ーーーースノーホワイト。
この王国の王女として生まれた母は、継母にあたる鏡の魔女に命を狙われた挙げ句に、父親を殺されて国を乗っ取られた。
七人のエルフと、当時は隣国の第二王子だった父の力を借りて魔女を捉え、父を婿として王位に就かせたまではよかったが、母は自らの結婚式の際に、大きな過ちを犯した。
鏡の魔女に焼けた鉄の靴を履かせて、結婚式の余興として死ぬまで踊らせたのだ。
魔女は苦しみに身悶えながら、残酷な継子を呪った。
誰も解くことができないほど強い、命懸けの呪いだ。
しかしその呪いを、母自身が受けることはなかった。
呪いは、すでに母の身に宿っていたーーーー僕が受けた。
【感想】
白雪姫の息子ふたりの王子のお話、兄×弟の実の兄弟でラブラブするお話です。
クロウがエルフ達といろいろしていたのには、驚きました。ミルクって・・・・笑
カイルがびっくりしてるのが面白かった。
ダークファンタジーらしく、兄のカイルが呪いを受けて獣の姿に変えられてしまったり、弟のクロウは塔の上に閉じ込められていたり茨が出てきたりもして、白雪姫、ラプンツェル、美女と野獣、眠れる森の美女のモチーフも出てくるので、童話好きなので楽しめました。笠井あゆみ先生の挿絵も本当に美しくて、挿絵だけ観るためにパラパラ捲ってます。ただし、口絵はかなりエロいので背後注意!です笑
濃厚官能童話だけあって口絵の肌色率は100%な上に、アングルも凄いです。
カフェや電車で読むときはメモ帳用紙を一枚持っていくといいかも。そうすれば挿絵を隠しながら隣のページの文章を読むことができます。
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